12月4日(日)、初の湖東地域開催となる糸賀一雄記念賞第二十一回音楽祭を、ひこね市文化プラザにて開催しました。出演者、スタッフ、そしてご来場いただいた皆様の笑顔があふれる音楽祭となりました。
多くの方にご支援、ご協力いただきましたこと、心より感謝申し上げます。
当日のレポートをお届けします。
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12月4日、糸賀一雄記念賞第二十一回音楽祭in彦根を無事開催することができました。ひこね市文化プラザグランドホールにお越しくださったみなさん、オンラインでご覧いただいたみなさん、そしてクラウドファウンディングに参加してくださったみなさんにお礼申し上げます。また、円形広場で開催された「むすびフェス&マルシェ」にも多くの方にお越しいただきました。
円形広場で開催された「むすびフェス&マルシェ」
今回の音楽祭では舞台鑑賞サポートに取り組みました。開演前に「あらかじめ舞台ガイド」として舞台の広さや、客席数、字幕、手話など会場の様子とサポート内容について解説しました。ウェルカム演奏として登場したのは、長浜で活動する「ももんち太鼓」のこどもたち。「が!ん!ば!れ!」と力いっぱい応援してくれました。実行委員長のあいさつは、来場者に配布されたパンフレットにも同封しましたが、点字だけで印字していて、視覚障害者と晴眼者で得られる情報の逆転を試みました。オープニングでは糸賀一雄記念賞・未来賞の受賞者紹介があり、舞台にナビゲーターの「つばさ」と「あおい」が登場すると、いよいよ星めぐりの旅が始まりました。
「ももんち太鼓」のウエルカム演奏
当日配布したパンフレット。点字だけの「ごあいさつ」が話題になりました
舞台上に市民参加ワークショップで生まれた153個の星と5つの大星雲が映し出されると、「わぁ」「きれい」「わたしのはどれかな?」という声があちこちから聞こえてきました。望遠鏡をのぞき込む真っ暗闇の世界で暮らす「つばさ」と「あおい」。〜Lefa〜の河野弘行さんが奏でる音楽とともに、音楽が降り注ぐ星の光にひきつけられていきます。
「星めぐりの旅」の物語を紡いだ「あおい」と「つばさ」、~Lefa~の河野弘行さん
前半のプログラムでは3つのワークショップグループが出演。
Dドラファミリー×〜Lefa〜「One heart, one mind〜にじいろの花束を〜」
湖東ワークショップグループ「西遊記2〜Go WEST〜」
江州音頭ワークショップグループ「Let's江州ダンス!〜よいと よいやまっか どっこいさのせ〜」
いよいよ迎えた本番では、緊張している人も、気合が入っている人も、のびのびと楽しそうに演奏したり踊ったりしていました。演奏に合わせて来場者も一緒になって手拍子や手を振る場面もたくさんありました。
Dドラファミリーと~Lefa~のコラボでエネルギッシュな幕開け
西遊記の楽しい物語を打楽器の演奏にのせて「湖東ワークショップグループ」
太鼓や錫杖のにぎやかなリズムに乗って「江州音頭ワークショップグループ」の皆さんが楽しく踊りました
後半は鹿児島からはるばる旅してきてくれたotto&orabuによる演奏「ロバのひとみにすむ惑星」です。otto&orabuはたくさんの民族楽器とコーラス隊(ヴォイスグループorabu)、ギターやドラムによるパーカッショングループ。予測できないおもしろさと、不思議なリズムに会場も拍手で応えていました。
ゲスト出演の「otto & orabu」。ノリノリの演奏に会場も一体となって盛り上がりました
最後は出演者全員が舞台上に集まって大団円。otto&orabuと3つのワークショップグループによるコラボレーションです。それぞれの中にある光の存在に気がついた「つばさ」と「あおい」が「みんなも光って!」と呼びかけると、客席でもたくさんの光が瞬きだすのでした。
フィナーレではステージも会場も光に包まれました
終演後、出演者のみなさんは「またね!」「楽しかった〜」「バッチリ」と達成感を感じているようでした。いろんな人がこの音楽祭で出会い、今後の活動につながっていくきっかけとなることを願っています。本当にありがとうございました!
市民参加型ワークショップで生まれた星たちを映像とともに展示しました